2020-04-18 「海とピンク」 ほら、ピンクの キラキラが隠されてた 繰り返し遊んだら すぐそばで笑ってた 毒入りの ケーキのカケラ しんしんと 花びらも指先で 小さな玉砂利が 足の裏くすぐる 海岸で で だけ無邪気になる ほら また だまされてた いらないものばっかり 大事なものばっかり 持ち上げてキョロキョロして とんがったゴミの中 かたくなる身体を寄せ合って がんばって 嘘つきで それでいて まじめな 告白に ちょっと君を見て 海を見て あくびして